右手に矯正させようとしたら涙をボロボロ流して嫌がる子供。これって実は虐待?! (2/2ページ)

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「虐待に当たるかどうかは、子どもの状況、保護者の状況、生活環境等から総合的に判断することとなりますが、その際には、子どもの側に立って判断するよう留意されるべきです」(中島宏樹弁護士)

「本人がとても嫌がっているにもかかわらず、体罰を加えるなど無理やり矯正を行った場合には、虐待に当たりうると思います」(中島宏樹弁護士)

虐待かどうかは、その状況に応じて変わるという前提は欠かせないが、(1)子供が嫌がっている、(2)暴力を加えて矯正させる、という状況を満たせば虐待になりえると中島宏樹弁護士は話す。

■習字教室での矯正も、条件を満たせば虐待になり得る!

左利きの子を持つ親は、上手に字がかけるようにと願って、習字を習わせることが多いという。そして、一部の習字教室では左手ではなく右手で書けるように指導することがあるようだ。親からの矯正ではなく、このような習字教室の先生からの矯正であっても、先ほどの条件を満たせば、虐待となりえるのだろうか。

「習い事先の指導者の場合も、親の依頼であれば、親が行ったものと同様、虐待に当たりうると思います」(中島宏樹弁護士)



■逆効果になりえる矯正

「利き手矯正の経験がどんな影響を及ぼしたか」という興味深いレポートをカナダ人研究者が発表しており、下記のように対象を分けて、矯正後の生活の満足度について聞き取り調査を行っている。
(1)左から右に矯正されて、現在は右手で字を書いている
(2)左から右に矯正されたが、上手くいかず現在は左手で書いている
(3)矯正された経験がない左利き
(4)元々右利き

結果は、(2)が最も低い満足度となった。
これには理由がある。実は利き手と脳は非常に深い関係が有り、矯正による心理的負担が脳の発達に悪影響を及ぼしたのではないかと言われているのである。
良かれと思った矯正が、実は逆効果になった、なんてことがないように気を付けていただきたい。

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