鳥も鳥語を話す?音を組み合わせて言語化して会話する鳥の存在が明らかに(英/スイス研究) (1/2ページ)
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英エクセター大学とスイス、チューリッヒ大学の研究者は、オーストラリアに生息するクリボウシオーストラリアマルハシという高い社会性で知られる鳥が、音を組み合わせることで新しい意味を伝える能力を有することを発見した。
こうしたコミュニケーションは、人間が行う意味を有する単語の形成を連想させる。この発見は、学術誌『PLOSバイオロジー』に掲載されたもので、今日の人間が利用する言語システムの初期の姿を明らかにする可能性がある。
研究の主筆であるチューリッヒ大学のサブリナ・エンゲッサー女史によれば、先行研究において既に動物、特に鳥類が異なる音を組み合わせて複雑な歌を歌うことは明らかになっていたという。しかし、こうした歌には特定の意味が備わっておらず、歌の個々の音を変えても全体のメッセージまでが変わるとは考えらえていなかった。
しかし、多くの鳥とは対照的に、クリボウシオーストラリアマルハシは歌う代わりに、音響的にはっきりと区別された豊富な鳴き声のレパートリーを持つ。研究者は、こうした音を組み合わせることで、新しい意味を作り出していると考えている。「既存の2つの音を組み合わせた方が、新しい音を進化させるよりも早いからです」とエクセター大学のアンディ・ラッセル教授は説明する。
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研究者が発見したのは、クリボウシオーストラリアマルハシが、特定の行動をとったときに”A”と”B”という2種類の音素を組み合わせて使っているということだ。例えば、飛んでいるときは”AB”という飛翔サインで鳴くが、雛に餌をあげるときは”BAB”という餌やりサインで呼びかける。