トヨタ女性役員が密輸で逮捕「オキシコドン」とはどんな薬物なのか (1/2ページ)

東京ブレイキングニュース

トヨタ女性役員が密輸で逮捕「オキシコドン」とはどんな薬物なのか
トヨタ女性役員が密輸で逮捕「オキシコドン」とはどんな薬物なのか

 トヨタ自動車の女性役員ジェリー・ハンプ容疑者(55)が麻薬「オキシコドン」密輸の疑いで麻薬取締法違反で6月18日に逮捕された。ここで注目されたのは世界に誇る大企業役員が密輸した「オキシコドン」と言う薬物の名前だ。ハンプ容疑者の人となりは他メディアで報道されているので、ここではオキシコドンを含む、規制薬物の現状をリポートする。

●アメリカでは医師の処方箋があれば薬局で入手可能

 このオキシコドンはアメリカでは簡単に入手出来る代物だ。日本でもごく稀に輸入を代行するアングラ業者で見かける事はあるが、その数は少ない。アメリカでは医師の処方箋があれば薬局で求める事が出来るが、この処方箋を持たずに、この薬だけを持っていれば即時逮捕という危険なドラッグである。売人はそのリスクを避ける為にアメリカではこの薬を売買する際に、医師の白紙の処方箋を渡す、と言う取引方法があるほどだ。オキシコドンは主に痛み止めなどに使われるが、成分にアヘンが含まれており、依存性が高い薬とランク付けされている。また、それを和らげるサプリメントも売られているほどだ。

 一番有名な鎮痛剤としては、モルヒネが代表的に上げられるが、オキシコドンはモルヒネより弱く、吐き気などの副作用が無いために、ヘロイン、コカイン等に変わる違法薬物として重宝されているのだ。モルヒネ等を入手出来る売人に聞いたとこ、モルヒネは数日待てば入手出来るが、オキシコドンは入手不可能と言う答えであった。ある自称専門家がオキシコドンは「多幸感」を持ち、モルヒネより効果が高い、とコメントをしていたが、実際の効果は薄いと言われている。

 では、その「多幸感」とは何なのか? 多幸感とは非常に強い幸福感、超越的満足感と説明されている。危険ドラッグなどの売買の際に良く見かけた宣伝文句であるが、一言で言うと「多幸感」とは意味不明な行動を取り、一時的にでも意識が飛んでしまう事だ。それは今までの危険ドラッグに関わる事件を見てもらえれば納得だろう。

 今回問題になったオキシコドンだが、日本国内には同様の薬物は存在しないのだろうか。答えは「存在する」のである。例えば一般的にかなり痛みを伴う腹痛などを訴えれば、モルヒネ注射を打ってくれる医者もいる。

「トヨタ女性役員が密輸で逮捕「オキシコドン」とはどんな薬物なのか」のページです。デイリーニュースオンラインは、トヨタ女性役員オキシコドン密輸薬物社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧