ジュースのがぶ飲みは逆効果! 身体にやさしい正しい水分補給の方法

「熱中症対策にはこまめな水分補給が大切です!」コレ、耳にタコができるほど聞いた言葉ですよね。しかし、こまめに水分補給していても熱中症を引き起こしてしまうこともあるのです!
熱中症対策には、ただ水分をガブ飲みしてればいいわけではなかったのです。ちなみに、水を一気に大量に飲むと体内の電解質バランスが崩れ、体調不良を起こしてしまいます。
夏本番、猛暑に負けない正しい水分の摂り方をぜひ覚えておきましょう。
体内の水分は汗や呼吸や尿で失われます。それを補うためには1日に1.5リットル~2リットルの水分が必要になります。
とくに、夏場は大量の汗をかくため水分補給は欠かせません。ですが、ジュースなどのソフトドリンクや、甘味のある炭酸水にはかなりの糖分が入っているので、言うまでもなく飲み過ぎると太ります。
しかも、糖分を分解する際に大量のビタミンB1が消費されるので、ビタミンB1不足にもつながります。ビタミンB1が不足すると、体が疲れやすくなり、ヤル気や集中力もなくなってしまいます。人によっては、意味もなくイライラしたり、キレやすくなるというケースもあります。
多くの人は、「水分は喉が乾いたら摂る」程度に考えていると思いますが、正しい摂り方というものがあります。
まずは、喉が乾く前に飲むこと、こまめに飲むことが基本です。入浴前後にはコップ1杯の水を飲みましょう。
朝起きてすぐの水分補給も大切です。腸を刺激するために冷水がよいという人もいるようですが、起きてすぐの体は低温状態にあるため、体温と同じ36度~37度のものがよいでしょう。
具体的には、次の飲み物がおすすめです。
・白湯
水をわかし、人肌にさましてから飲みます。栄養成分を含まないので、消化吸収の必要がなく、夜間に失われた水分がすぐに補給できます。
・はちみつ水
水分とともに、ブドウ糖が素早く吸収されるので、エネルギーの補給もできます。はちみつに含まれる「パントテン酸」がお腹の調子を整えてくれるので便秘がちの人にもオススメです。常温でどうぞ。
・レモン水
レモンに含まれる「クエン酸」には、疲労を防ぐ効果があるほか、朝食の消化促進とエネルギーを生み出す働きがあります。常温で飲んでください。
また、運動の後は汗で塩分(ナトリウム)が失われているので、ただの水ではなくイオン飲料や経口補水液がおすすめです。
市販のものでなくてもかまいません。200mlの水や緑茶に、塩を0.6g(耳かき1杯程度)と砂糖12~15g(ティスプーン1杯)入れてれば出来上がりです。
大量に汗をかいた際、単なる水で水分補給をすると、血液中のナトリウム濃度が薄くなってしまいます。同時に、ナトリウム濃度を下げないようにするため、水を飲みたいという気持ちがなくなります。さらには(ナトリウム濃度を下げないようにと)水分が尿となって排泄されてしまいます。これが熱中症の原因につながるのです。
運動のときはもちろん、外回りで汗をかいたときなど、たくさん汗をかいたときには水分とともに塩分(イオン飲料、経口補水液など)も意識して摂るようにしましょう。