なぜ妻と息子と制作したのか? 会田誠、東京都現代美術館の作品撤去要請を巡って作品の意図を説明 (1/3ページ)

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なぜ妻と息子と制作したのか? 会田誠、東京都現代美術館の作品撤去要請を巡って作品の意図を説明

10月12日(月・祝)まで東京都現代美術館で開催中の「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展において、現代美術家・会田誠さんと、その妻・岡田裕子さん、その息子・寅次郎さんからなるユニット「会田家」の作品が撤去要請を受けていることが、7月25日に明らかになった。

同時に、会田さんは、会場で公開制作もしており、撤去要請に対して「不当である」として声明を発表し、そこで明らかにされている撤去要請の経緯について、物議を醸している。

撤去要請に至った経緯
当初、「美術館側は、改変は要求したが撤去は要請していない」、「クレームではなく、展示趣旨についての質問が寄せられた」との一部報道からにわかに注目を集めていたが、改めて会田さん自身が自分の言葉で騒動について触れた形となった。

撤去の対象となっているのは、「文部科学省に物申す」という大きな見出しと文部科学省への不平の文章が6メートルの布に書かれた作品「」。会田さんが個人で制作した「国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ」という映像作品の2つ。

会田さんのTumblerの投稿によると、今回の撤去要請は、観客からのクレームと、それを受けた東京都庁のしかるべき部署から求められたもの。美術館側が協議の末、展覧会のスタートから約1週間後に会田さん本人に言い渡したという。

しかし、会場で公開制作もして、来場者の温かい声援も受けていたという会田さんがその要請に疑問を持ち、詳細を尋ねたところ、「(東京都現代美術館の)友の会会員1名」からのクレームだったこと、そして都庁の部署名は「言えない」という回答だったことが綴られている。

会田誠の反論
会田さんは、波紋をひろげている作品「檄」の制作意図について説明。

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