睡眠不足が健康に与える9つの健康被害 (2/4ページ)
■ 3. 食欲を増進させ、脂肪も蓄積されやすくなる

2012年、あるチームが1996~2011年10月までに発表された体重増と睡眠不足に関する18の研究をレビューした。その結果、睡眠不足が食欲増進ホルモンであるグレリンの増加と、エネルギー代謝や食用抑制に重要な役割を果たすホルモンであるレプチンの減少につながるという証拠を発見した。どちらもお腹を空かせる効果がある。
このことは2012年の他の研究によっても裏付けられている。ここでは標準的体重の男性16人が、睡眠を十分にとらなかった次の日に食事を多く取り分けることが確認された。睡眠不足は、満腹感とは無関係に食事の摂取量を増やすよう仕向けてくる。
■ 4. 健康な選択ができなくなる

デンマークとフィンランドで実施されたある大規模な研究では、35000人の成人を8年以上追跡し、睡眠不足が生活に与える影響を調査した。その結果、規則正しい睡眠をとる人ほど、健康的な選択をする傾向にあることが分かった。
例えば、研究開始当初には喫煙者であっても、規則正しい睡眠をとっていた場合、そうでない人に比べて数年後に禁煙している割合が高かった。同様に、睡眠不足は高リスクなアルコール摂取、運動不足、肥満のリスク上昇とも相関があった。