犬の肉球から漂うポップコーンのニオイ、この原因は?(米英研究) (2/4ページ)
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プロテウスミラビリス
別の専門家は、犬は素足で歩き回るうえ、足先も舐めることから、細菌が付着し、身体の他の部分よりも強い匂いを放つと説明する。
英リバプール大学の動物微生物学者ニコラ・ウィリアムズ教授は、彼自身がこうした匂いを感じたことはないと前置きしながら、爪先や足の蒸れやすい部分に潜む細菌の大量発生が原因であろうと述べている。
例えば、シュードモナス菌の匂いは、ポップコーンや、お菓子のバブルガムと表現される。こうした匂いは、細菌が成長や代謝をする際の副産物として作り出される揮発性の高い化学物質だ。
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シュードモナス菌
ウィリアムズ氏によれば、実験室では揮発性の化学物質の匂いを嗅いだり、それを検出する機器を用いて細菌の特定を行うことがあるという。つまり、匂いは細菌の指紋代わりに利用されているらしい。
感染症説
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しかし、やはりリバプール大学の動物皮膚科医ヴァネッサ・シュミット博士は、細菌の匂いは感染症の結果である可能性が高いと指摘する。片利共生的な細菌が犬の足に存在することは確かであるが、その数は少なく、匂いと関連があるとは思えないそうだ。
よく知られた匂いは、感染症やシュードモナス菌の過剰繁殖が原因であるが、それは耳や皮膚の弛んだ箇所からするもので、足先から匂ってくるケースは見たことがないという。