きょうだいが多いと結婚がうまくいく?人数別の傾向を科学が解明 (1/2ページ)

Suzie(スージー)

きょうだいが多いと結婚がうまくいく?人数別の傾向を科学が解明

長男・長女は面倒見がよく、真ん中っ子は物静か、末っ子は甘えん坊……など、生まれ順で性格を推測することはよくありますよね。

でも学問の世界では、「きょうだいが何人いるか」によってどんな傾向があるかを科学的に調べた研究が多いんです。きょうだいが0人の“ひとりっ子”、きょうだいが1~2人、きょうだいが3人以上それぞれ、いい面と悪い面があるそう。さっそく見ていきましょう。

※ここでいう「きょうだい」とは、兄・姉・弟・妹すべてを含んでいます。

■ケース1:きょうだいが0人の場合

[ポジティブな面]:自信があり、賢い人が多い

これはひとりっ子にとってうれしい報告です! 20年間、3,000の高校生を対象にした調査で、ひとりっ子はきょうだいがいる子にくらべて自分に自信を持っている、ということがわかりました。彼らはきょうだいがひとりいる子どもよりも知能指数(IQ)が高く、7人きょうだいかそれ以上の家庭で育った子どもとくらべても語彙が豊富でした。自信と知性の相乗効果からか、ひとりっ子は大学に進む割合が高く、なかでも医学や法学を学ぶことが多い傾向が見られます。

[ネガティブな面]:離婚しがちである

オハイオ州立大学の研究によると、ひとりっ子はきょうだいのいる子どもにくらべ、将来離婚を経験しがちなのだそう。この研究の著者の一人、同大学で社会学を教えるダグ・ダウニー教授は「きょうだいがいると、他者との交渉のスキルをいい意味でも悪い意味でも磨くことになり、それが、結婚を含めた大人同士の関係のとてもよい練習になるのです」と説明しています。

■ケース2:きょうだいが1~2人の場合

[ポジティブな面]:より利他的で思いやりがある

愛のある関係が築けていれば、きょうだいがいることは人の成長によい影響を与えるものです。ブリガム・ヤング大学の研究チームは「数人のきょうだいを持つことで、人は特に向社会的行動によい影響を与えます」と結論づけています。

向社会的行動とは、寄付やボランティア活動など“他の人のために行動すること”。

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