【完璧】実写映画『進撃の巨人』は意外にも良作だった! 良作である5つの理由 (2/5ページ)
このような現象は、『宇宙からのメッセージ』や『リターナー』でも発生している。映画自体は良くできているが、キャストが日本人ということを受け入れられず、駄作扱いされている。この問題の始末が悪いのは、鑑賞者が「キャストが日本人だから拒否してしまっている」ということを自覚していない点だ。無意識のうちに悪い印象が芽生え、内容すべてを受け入れられず、駄作とみなしてしまう。
2. 原作からかけ離れすぎたキャラ設定
おそらく、スタッフは「映画は映画で割り切って漫画とは違う物語を描こう」という考えのもと、この映画を作ったはずだ。その手法は何も間違っていない。良い意味で原作ファンの期待を裏切る結果になれば、場合によっては原作を超える絶賛の声を得られる。しかし、キャラクターの名前をそのままに、日本人をキャストとして迎え、性格も変更してしまった点に難があった。
キャストが日本人という時点で、ほとんどの鑑賞者は違和感を受ける。しかし観続けることによって自然と馴染み、受け入れ、その世界を楽しめるようになる。その流れは間違っていないし、正解だと思われる。それならば、キャラクター名も完全にオリジナルにすべきだった。この映画は、名前に固執しなくとも、ストーリー展開や描写になんら難はない。むしろ、なぜ原作と同じ名前にしてしまったのか、その点が惜しい。
鑑賞者が疑問に思うポイントを増やしてしまったのだ。それゆえ、たとえ素晴らしい展開でも受けれいることができず、理解のキャパシティが崩壊してしまったのである。原作の世界観を使い、まったく新たしい日本を舞台とした『進撃の巨人』としていれば、評価も変わったかもしれない。
3. 意外性が変な方向に
突如として発生するラブシーン。多くの鑑賞者が衝撃を受けたようで、笑っていいのか、ショックを受けていいのか、こういうときどんな顔をすればいいのか、非常に迷ったようだ。この作品に似つかわしくないラブシーンが挿入されたため、「キャストが日本人」「原作からかけ離れすぎたキャラ設定」という違和感に拍車をかけたわけだ。
日本映画にはときとして生々しいラブシーンが入る。