【完璧】実写映画『進撃の巨人』は意外にも良作だった! 良作である5つの理由 (4/5ページ)
しかし、ラブシーンの描写方法は別として、この作品にラブシーンを入れたのは間違いではない。この物語を「現実離れした作品」から「リアルな痛みと苦しみのある作品」に昇華させたのがラブシーンだからだ。スクリーンの中で苦しみ続けているキャラクターたちは、我々と同じように日常を必死に生きている。その必死さを間接的に伝えてくれるのが、このラブシーンだからだ。確かにこのシーンだけ切り取って話せば「?」だが、作品全体の一部分として考えれば、「鼓動ある人間の息吹」を鑑賞者に伝えるとても重要なポイントである。
5. ベストな時点で後編へ
前編と後編に分かれている映画にありがちなのが、悪い意味で「まさにこれから! というときに後編に続く」というパターンである。意外とこれ、鑑賞者からするとストレスがたまる。確かに後編を観たいとは思うが、モヤモヤした気持ちで「続く」にするのは、作品として収まりきれなかった感があり、不満足のほうが強く出てくる。
「ここからが重要だろ!!」というシーンで終わらせることが大切だと思われがちだが、それは勘違いというもの。パーフェクトな終わり方とは、「前編は前編でスッキリ大満足させて終わらせる」というパターン。『進撃の巨人』にはそれがある。
・決して駄作ではない
ということで、『進撃の巨人』は決して駄作ではない。もちろん「駄作だと思わせた時点で駄作」という意見もあるとは思うが、すでに観た人は、上記のことをふまえ、思い返してみてほしい。