【現地インタビュー】反安保でハンストを続ける学生たちに会いに行った (2/4ページ)
要は舐められているんでしょう」
--自分たちや下の世代が戦争に駆り出される危機感も行動の原因ですか?
「もちろんそういったものもあります。僕らは徴兵されないかも知れないけど僕らと同世代やこれから大学生になる人たちが徴兵されるかもしれない。アメリカでは実際そういう経済徴兵制が行われていて、日本では起きないという絶対的な証拠がないので。実際、文科省のなかには経済徴兵制を主張したりする人間がいたりするので、やっぱりそういう不安というのはあります」
--デモで社会は変わるの?
「もちろんこれだけで変えられるとは思えない。支援する人が課題を持ち帰って、日常を変えていかないと政治は変わらないと思うんです。僕らは政権に主張すると同時に世間にも主張していきたい」
http://n-knuckles.com/case/img/s-P8310020.jpg ●ハンストという「日常」--どうやってすごしてるの?
「本読んでます。いろいろ本差し入れしてくれる人がいるので。今読んでるのは小林多喜二。あと丸山眞男とか。だんだん読めなくなってくるので今のうちに読んでおこうかと。あとになってくるときつくなってくるので」
--昨日のデモは参加した?
「前線に行ったわけではないですけど。これ(ハンスト用の道具)を国会前に持っていっただけです」
--最近雨が多いですけど大丈夫?
「体温奪われてけっこうきついです。ブルーシートかぶって寝たりしてるんですけど。このサバイバルシートはほんと暖かくていいですけどね」
--参院会館の人にここ出てけとか言われたりしないの?
「最初の日、日よけ雨よけを作ったんですよ。ブルーシートとポールで。すると警察にこれは工作物だと言われて撤去せざるをえなくて。ほんとはこのパラソルも最初はいろいろ言われてたんですけど、言われなくなって。車も言われなくなってきました。