【現地インタビュー】反安保でハンストを続ける学生たちに会いに行った (1/4ページ)

東京ブレイキングニュース

【現地インタビュー】反安保でハンストを続ける学生たちに会いに行った
【現地インタビュー】反安保でハンストを続ける学生たちに会いに行った

 8月27日、学生たち4人がハンストをスタートした。安保法案の反対と安倍政権打倒が目的である。その様子がネットで公開されるやいなや、「点字ブロックの上に座っている」「日が出てる間、水も抜くイスラムの断食月よりぬるい」などと指摘が相次ぎ、たちまち炎上した。

 目的達成の見込みが薄いというのに、日常生活を犠牲にしてまでやってしまうのはなぜか。いったいどんな若者がハンストをやっているのか。彼らのことが気になり、大規模デモが行われた翌日の8月31日、話を聞きに行ってみた。

 場所は千代田区永田町。ハンスト現場である参議院会館前に出向くと、顔色の悪いかなり痩せている若者がひとり、目についた。彼がハンストを実行している学生らしい。その彼にさっそく声をかけてみたが、南無妙法蓮華経を唱えながら太鼓を叩く近くの団体のアピールの音にかき消され、声がなかなか聞こえない。彼の声は消え入りそうなほど小さく、注意して聞かないと良く聞き取れなかったのだ。以下はハンストをしているそのひとりの学生とのやりとりのすべてである。

●なぜハンストやってるのか?

--今で何日目ですか?

「今日8月31日で5日目です。かわりばんこではなく同時にやっています。食事はいっさいとってません」

--それこそラマダンみたいに日が落ちたら食べるとか。

「あれもデマです。夜も無期限でここに寝泊まりしているので(水やポカリは飲んでいるようだ)」

--学生さん?

「はい。上智大学外国語学科ロシア語学科2年で19歳。井田敬です」

--やっているのは何人?

「いま4人です。むこうで話をしてる2人もそうです(うち2人が翌日リタイア)」

--そもそもなんでハンスト?

「普通の手段だと安倍政権もきかないだろうと。これが最善の策だとは思ってないですけどね。僕らの危機感とか怒りとかを一番ストレート表現できる」

--安倍政権へはなぜ怒ってる?

「民意を無視する。これだけ多くの人が声を上げているというのに。

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