準暴力団規定された関東連合のルーツ「ブラックエンペラー」元支部長に聞く (1/3ページ)

東京ブレイキングニュース

準暴力団規定された関東連合のルーツ「ブラックエンペラー」元支部長に聞く
準暴力団規定された関東連合のルーツ「ブラックエンペラー」元支部長に聞く

 数年前から世間を騒がしている関東連合。取り締り当局からは準暴力団に指定された組織であるが、しかしその実態は、完全には把握されていないのが現状だ。暴走族全盛期に「BLACK EMPEROR」の三多摩総本部で支部長として活動していた人物W氏に、いま改めて暴走族の成り立ちや関東連合のルーツについて聞いてみた。

◇◇◇

――暴走族として活躍していた時期は?

「自分は昭和36年生まれだから、昭和50年から58年位までかな」

――その頃の暴走族事情といえば。

「今では想像出来ない位の台数があったよね、道路が一面バイクと車のテールランプで埋め尽くされて、出発から一時間絶っても後ろの車が出発出来ないほど。ある意味壮観だったよね」

――BLACKEMPERORは関東連合の中核ですよね?

「勿論そうですよ、俺たち"EMPEROR"が関東連合だ、という自負ありましたね」

――どの位の人数がいたんでしょうか。

「うちの支部だけで2,300人。それと自分らの代は三多摩に総本部を持ってきたのですが、三多摩だけで数千人はいたと思います。いつも久米川にあるボウリング場の駐車場とかで集まって近くの駅前のロータリーで集合しましたが、入りきれませんでしたね」

――俳優の宇梶剛士氏も在籍していたことが知られています。

「彼は一個下の後輩ですね」

――当然抗争事件とかもあったと思うのですが。

「ありましたね、だけどあの頃の抗争って、今世間を騒がしている抗争事件とは形が少し違いますね。今の抗争はよく知らないけど街ではないですよ、道路ですよ、守るのは。今の若い世代は守るといえば例えば渋谷とか六本木とかの街ですよね、だけど俺達EMPERORは甲州街道を守る、とかMAD(SPECIAL)は青梅街道を守るとかね。反対にキラー連合とかJOKER'Sは青山通りを守る。それで交差する山手通り、明治通りでぶつかる、というね。守るという言い方は語弊があるかも知れませんけど、要するに誰にも気兼ねなく自由に走りたい、と言う事です」

――あの時代は新宿に入るのも厳しかった。

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