京都を愛する旅行ライターが教える「絶対に外さない人気の京都観光20のスポット」 (6/21ページ)

学生の窓口

今回の修理では、建立当初の姿を再現するため、屋根瓦を光沢のない「古色仕上げ」に替え、扉や柱は赤茶色の顔料「丹土(につち)」で塗り直しました。

また、平等院には、先端的設備を導入した「ミュージアム鳳翔館」があり、平等院鳳凰堂の貴重な扉絵、鳳凰、梵鐘、雲中供養菩薩像などの国宝物を収蔵・公開しています。

■住所

京都府宇治市宇治蓮華116

■交通

京都駅からJR奈良線で17分(みやこ路快速)、「宇治駅」下車、徒歩10分

京阪電鉄宇治線で「京阪宇治駅」下車、徒歩10分

http://www.byodoin.or.jp/

●「お西さん」と呼ばれ、親しまれる「西本願寺」は、国宝や文化財の宝庫!

親鸞を宗祖とする浄土真宗の寺院です。でも、「○○本願寺」というのがあちこちにあるけれど・・・という疑問ももっともです。「西本願寺」は堀川通りにあるのに対して、少し鴨川寄りの烏丸通り沿いには、同じく広い敷地を擁する「東本願寺」があるのですから。

西本願寺は、正式には浄土真宗本願寺派の本山本願寺であって、「西」はつきません。実は

慶長7年(1602年)、徳川家康は本願寺第12代教如上人に土地を与え「真宗大谷派の本山東本願寺」を別立させました。浄土真宗が多くの信徒を集めるようになるにつれ、その社会的影響力を恐れた時の権力者の思惑で、本願寺の末寺・門徒は二分されたのです。

分立した本願寺が「東」を名乗ったことから、それに対して西本願寺と呼ばれるようになりました。京都の人たちは、親しみを込めて「お西さん」と呼んでいます。

その西本願寺は、京都駅に近い市内中心部に広大な境内を有し、10を越える国宝や重文の伽藍が圧巻な大寺院です。典型的な真宗建築で、全体に開放的で自由に参拝できるような構造の本堂である阿弥陀堂、御影堂はともに国宝です。

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