キングオブコント敗退で恨み節…ロッチが松本人志に”マジ切れ”の舞台裏

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ロッチ オフィシャルブログより
ロッチ オフィシャルブログより

 11月7日にフジテレビ系で放送されたバラエティ「ダウンタウンなう」でダウンタウンに噛みついたロッチが物議を醸している。放送時間を2時間に拡大し、人気企画である「本音でハシゴ酒」コーナをメインに、MCであるダウンタウンと坂上忍が居酒屋を四軒ハシゴしながらゲストとトークするという趣向。

 一軒目では、元光GENJIの諸星和己と山本淳一が「光GENJIを再結成したい」とかつてのヒット曲を熱唱、二軒目では、綾小路きみまろが自身の「カツラカミングアウト」や「サラリーマン川柳のネタをパクッた」騒動について赤裸々に語り、四軒目では若手女優、柳ゆり菜、大野いと、元AKB48の川栄李奈が、酒癖の悪い坂上忍から「(ダウンタウンの二人と、坂上忍の中で)付き合いたい人、結婚したい人、(自主規制というテロップにピー音)したい人を選んで」というセクハラトークの餌食になったりと、見どころの多い内容となった。

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松本の酷評に激怒するも…

 そんな中、ネット上でも注目度が高かったのが三軒目に登場したお笑いコンビ「ロッチ」。長髪メガネというオタク風のルックスの中岡、滑舌が悪いとネタにされるコカドの二人からなる結成10周年のベテランコンビだが、一時の勢いはなく、現在、地上波のレギュラー番組が日本テレビ系「PON!」 の水曜日コメンテーターのみという彼ら。

 今年10月にTBS系で放送された「キングオブコント2015」の決勝にエントリーされていた。試着室でのやりとりを演じた1本目のネタは、大会最高得点という高評価。ダウンタウン松本も「1本目のネタは面白い」と絶賛。しかし、松本がコメンテーターを務めているフジテレビ系「ワイドナショー」にて、「(ロッチの二本目のネタが)面白くなかった」と酷評。別番組内でこれだけネタとして扱ってもらえるだけ「おいしい」と思うのが、芸人だといえそうだが、コカドはこの松本の態度に大激怒。松本の発言によって「ロッチがおもしろくない」と思われると、仕事が減った遠因と言えるような発言を直談判しだす始末となる。

 しかし、今回の件には別の確執が隠されていた。実はこの面白いと評価された「試着室」のネタが、「ダウンタウンのごっつええ感じ」で披露されていたコント「試着」と酷似しているとネットで話題になっているのだ。

 ロッチのネタ作りを担当しているというコカド。自らネタをパクった相手に、自分のネタが面白くないと言われて憤慨する姿はかなり勘違いと言える。これにはネットでも

「コカドさん、本当につまらなかった。 冷静に自分たちの笑い(仕事への評価)を受けとめてたら、 恥ずかしくてこんな発言しないと思う」
「コカドは黙れ」
「パクリ芸人が優勝できるわけないだろ」

 と手厳しい意見もズラリ。

 まさに、酒の勢いを借りた一触即発しかねない現場に、「キングオブコント2015」の優勝者である「コロコロチキチキペッパーズ」が登場。終始、怒り顔のコカドと比べ、「(優勝後は)テレビとラジオが20倍」増えたというコロチキ。コカドが「腹立ちますね。実際会ったら、やっぱ腹立ってきた」と大人げない発言を連発。

「中岡は、『世界の果てまでイッテQ!』での体当たり芸が面白いと評判ですが、コカドは気難しく使いづらいイメージがありますね。『爆笑レッドカーペット』のようなネタ見せ番組が減ってしまい、ロッチのようなフリートークで本領を発揮できないコンビは今後の生き残りは難しいのではないでしょうか」(制作番組プロデューサー)

「キングオブコント」の称号欲しさに、湧いて出たパクリ疑惑。レギュラーが減ってコンビとしては窮地に立たされているロッチだが、このままコカドの勘違い路線が続けば、中岡のピンでの活動が増えるのかもしれない。

(取材・文/如月小百合)

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