【日本麺紀行】「ラーメン二郎」以外でヤサイオオメ・アブラマシが通じる唯一のラーメン店。山口県・岩国市の「寿栄広食堂」 (1/3ページ)
ラーメン二郎と言えば、東京都港区三田に本店を構えるラーメン店で、二郎系と呼ばれるインスパイア店など様々な店舗でデカ盛りのラーメンを提供している、主に関東で有名なラーメン店。
特に常連達の唱える呪文のような注文方法はコールと呼ばれており、トッピングの4種類について注文時にコールを行う事によってその分量を変更する事ができる。
トッピング4種類とは、野菜、ニンニク、アブラ(背脂)、カラメ(味の濃さ)であり、ヤサイオオメであるとかアブラマシなど、様々なコールによって、多くの二郎好きに愛されている。
しかし創業1968年(昭和43年)のラーメン二郎よりも早く、ヤサイオオメやアブラマシなどの注文ができるお店が、山口県岩国市に存在している事をご存知だろうか。
そのお店こそ、今回ご紹介する岩国ラーメンの老舗、1950年(昭和25年)創業の「寿栄広食堂(すえひろしょくどう)」だ。
・岩国駅から徒歩1分の好立地
寿栄広食堂は岩国市内に3店舗を構えているのだが、本店はこの岩国駅前にあるお店。見かけは少しくすんでいるのだが、地元の人々に愛されている、非常にノスタルジックな雰囲気溢れるお店だ。
・背脂たっぷりの豚骨醤油が光る
寿栄広食堂が提供するのはこちらのお店独自の岩国ラーメン。このお店オリジナルの豚骨醤油ラーメンに背脂がたっぷりとトッピングされている。非常にクリーミーでこってりとしたコクのある醤油豚骨スープはヤミツキになる味わい。さらにヤサイオオメやネギオオメ、アブラマシなど、注文時に伝えると、多目にトッピングされるので、ノーマルな味わいでは満足できない方にオススメだ。