元ジャニーズ・平本淳也が見た"SMAP解散騒動"と非情な人間ドラマ (2/3ページ)

東京ブレイキングニュース

業界のトップクラスから企業や政治家まで多岐に渡って多くの支援が得られるだろう。同時に中居をはじめとする国民的な知名度のSMAPメンバー4人もついてくるならば強力盤石であり、天下のジャニーズ事務所もそれを簡単には邪魔できない。世間で言われているように露骨な"干し"に出ていけば、むしろ悪者扱いとなって立場を追及されるかもしれない。また、事務所に残った木村に対しても「仲間を裏切った男」としてネガティブなイメージが植え付けれる可能性もゼロではない。

 つまり天下のジャニーズでもやすやすと勝ち戦に持ち込める境遇ではないということに、大きな懸念が残されている。不透明な飯島さんの退社後と一緒に辞めると宣言したメンバーの動向はハッキリしないが、彼ら5人の動向は共同体として考えるのが妥当である。

 であれば、単なる1人+メンバー4人の退社&独立ということでは済まず、ジャニー&メリー姉弟にとってもこの判断が良かったのかどうかの答えも簡単には見いだせないだろう。

 1年前「SMAPを連れて出ていけ」と言い放ったメリーさんの言葉に忠実に従ってこのような行動に出たのなら、飯島さんは最後まで忠義の姿勢を貫いた立派な社員であり、マネージャーということになる。事実として大量に山積みされた残務を企業負担としてどう処理していくのだろうか、御歳90にもなるメリーさんにとっては、もしかしたら最後の大仕事になるのかもしれない。

■メリーさんに評価されないSMAPメンバーの心情とは?

 今回のSMAP解散騒動は、長いジャニーズ歴史において決して歓迎できる出来事ではなく、事件の発端を作ってしまったメリーさんには分が良くない。そのとき言い放った「SMAPを連れて出ていけ」という言葉の中に「SMAPはいらない」の意味も含まれているということは、当のメンバーたちにおいては衝撃だったはずだ。

「俺たち、いらないみたいだよ」とか、「そんな言い方ってある?」という感情だろう。自分のおよび知らないところで会社のトップが自分たちを不必要だとし、正当な評価さえされていないと知ったメンバーの気持ちを察すれば、今回の退社意思にも頷ける。

 言葉(口)は災いの元である。いくら権力者であっても人を傷つけたり罰したりする権利はない。

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