深夜0時以降は食べないで!夜食は記憶力低下の危険があると判明 (2/2ページ)
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食事
人間の遺伝子は、体のサイクルを整える24時間周期の「体内時計」を持っています。記憶に関してはCREBと呼ばれるcAMP応答配列結合タンパク質によって管理されています。
前述のマウス実験の際、夜中も食事をしたマウスは日中のみ食事をしたマウスよりも活動的なCREBタンパク質の量が少なかったという事実が判明しました。
ただ、研究者はこの事実だけで夜中の食事が記憶力にダメージを与えるとは考えておらず、一つの要因となり得るという程度で捉えているようです。
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今は23時を過ぎても宅配ピザが届けられ、24時間好きなときにコンビニで食べものが手に入る時代です。1日3食規則正しく摂る、そんな基本的なことさえできないときもあるでしょう。それが日常化してしまっていればなおさらです。
UCLAの精神医学教授、クリストファー・コールウェルは、「食事のタイミングが記憶力も含めた思考力全体に影響を与える可能性があることは心に留めておくべきだ」と主張します。
規則正しい生活というシンプルなことこそいちばん難しいのですが、もしも夜中に冷蔵庫の前に立つことがあれば、「この一口は太るだけではなく脳の記憶力にも影響する」と考えて、一度は伸ばした手を引っ込めてみてくださいね。
(文/スケルトンワークス)
【参考】