天才テリー伊藤対談「世良公則」(3)デビューの頃には悔しい思いも‥‥ (1/2ページ)

アサ芸プラス

天才テリー伊藤対談「世良公則」(3)デビューの頃には悔しい思いも‥‥

テリー そんな世良さんも昨年12月に60歳を迎えたということで、おめでとうございます!

世良 ありがとうございます。還暦になりました。

テリー どうですか、あらためて60歳になった気分は。

世良 いやぁ、テリーさんもそうだったと思いますけど、誕生日を1日挟んだだけで何かが突然変わるわけじゃありませんから。でもやっぱり、ライブイベントなんかに出ると「出演者中で最年長」っていうことが増えましたね。

テリー ああ、僕も仕事の現場では、ほぼ最年長ですよ(笑)。

世良 ライブイベント後って、だいたい軽い打ち上げがあって、みんなで乾杯するんですね。で、昔は先輩の挨拶を聞いて「乾杯!」って言ってるだけだったのに、最近は「最初の挨拶は世良さんに」とか言われることが多くて(笑)。

テリー 下の世代に、だんだん押し上げられていきますよね。

世良 でも、それが嫌かというと、実はそんなこともなくて。というのは、僕らが20代でデビューした頃にいちばんつらかったのはロックの世界に上の世代がいないことだったんですよ。

テリー そうか! いちばん上の世代って、内田裕也さんあたり?

世良 そうですね。で、その下の矢沢(永吉)さんとか宇崎(竜童)さんになると、まだ30代という時代でね。演歌界ではもう、50代、60代の大先生がいらっしゃって、脈々とカルチャーが受け継がれている感じがありましたよ。

テリー う~ん、当時日本のロックはまだ文化になってなかったんだ。

世良 層も薄かったし、ほとんど認められてませんでしたから。ツイストも「あんなのロックじゃない」とか「ミーハーなバンド」だとか言われて、ずいぶん悔しい思いもしてきましたよ。

「天才テリー伊藤対談「世良公則」(3)デビューの頃には悔しい思いも‥‥」のページです。デイリーニュースオンラインは、世良公則週刊アサヒ芸能 2016年 2/11号ツイストテリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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