アラフォー女優・藤原紀香が”結婚を急いだ”本当の理由 (2/2ページ)
■派手な着物に周囲は唖然
歌舞伎俳優の中村橋之助(50)と91年に結婚したタレントの三田寛子(50)は、自身の結婚生活について「家業を覚え、主人を支える役割を最優先に心がけてきました」「実質、仕事から一線を退く状態でした」と梨園の妻と芸能活動の両立の難しさを一部スポーツ紙の取材で語っている。実際に、三田は子供が20歳になるまではほとんど仕事はしていない。
仕事と梨園の妻の両立だけではない。今回の結婚会見で、「梨園の妻としての自覚はあるの?」と落第点を付けられたのは、その派手な着物だ。
紀香が着たのは藤色の友禅の訪問着。オーダーメードでこの日のために用意したものだという。
紀香は、12年から季刊誌「美しいキモノ」(ハースト婦人画報社)で着物についての連載を担当しており、着物好きとして知られる。
そんな彼女が選んだ着物は、藤原紀香の“藤”色で、ダイヤモンドリリーとカサブランカが描かれたものだった。
「紀香さんは、以前から藤色が好きでしたから、晴れ舞台にお気に入りの色で臨む気持ちは分かります。しかし、ピンクに近い色合いで少々『目立ち過ぎる』という意見が多かった。以前、愛之助さんの舞台に、ピンク色の胡蝶蘭を送って『目立ち過ぎる』『ご贔屓筋への配慮不足』と言われましたが、まさしくその胡蝶蘭の色だった。
さらに、日本の歌舞伎界の妻になろうという人間が、和の花ではなく、洋のユリの花を胸元に大きくあしらっていたのも気になった。会見自体は、しっかりと、半歩下がって着いて行き、決して前へ出て行かないように心掛けていたのは伝わってきましたが、着ている物が『私を見て』という感じで。心の奥底が透けて見えた。今後、本当に梨園の妻として、夫の後ろで、夫を支えていけるのか? と、疑問視した関係者は多かった」(前出関係者)
厳しい意見の多い紀香だが、梨園の妻のスタート地点に立ったばかり。果たして、夫を陰ながら支え、梨園の妻であり続けることができるのだろうか。
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- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。