【プロ野球】大谷翔平や今永昇太も苦戦?今季投手の援護率を検証 (2/2ページ)
■大量援護常連のラッキー投手も
大谷や今永とは逆に勝ち運に恵まれている男たちもいる。
パ・リーグトップは塩見貴洋(楽天)で援護率7.88。ここまでは4試合で防御率3.96と平凡だが、4月9日の日本ハム戦では、5回5失点ながら味方打線も5点を取るなど、いまだに負けナシだ(1勝0敗)。
2位の涌井秀章(ロッテ)は援護率7.05で4勝0敗、防御率2.60。4月7日のソフトバンク戦では6.2回6失点の乱調も味方打線が12得点の猛烈アシスト。エース登板時にバチバチと打ち込み、チームが波に乗っているのも頷ける。
セ・リーグではメッセンジャー(阪神)がぶっちぎりで援護率8.25。先の広島戦では5回7失点ながら、11点の援護を得てフラフラの状態でも5回を投げきることができた。
開幕戦こそ、2点しか援護を得られずに敗戦投手となったが、そこからは5点、10点、5点、11点と超大量援護を得て、現在3連勝中で3勝1敗。
強烈な勝ち運はどこまで続くのか。援護に恵まれない投手は「2点くらい分けてくれよ……」と思うかも!?
文=落合初春(おちあい・もとはる)