【プロ野球】トンデモない理由で途中帰国した外国人選手たち (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■「2軍降格は嫌だ」

ダン・ミセリ(巨人/2005年)

 4試合7失点、防御率23.63というすさまじい成績を残して日本を去ったミセリ(写真)。守護神候補が一転、開幕からチームの足を引っ張りまくった伝説のダメ助っ人だが、帰国の理由は「2軍降格を打診されたから」。

 開幕から3試合続けて失点し、「こんなリトルリーグみたいに狭い球場でやっているからだ」などと悪態をついたかと思えば、今度はビハインドでの調整登板にプライドを傷つけられたらしく、右肩が痛いと言い出した。

 そして「じゃあ、2軍で」と打診されると、契約を盾にゴネ始めたため、あえなくクビになった。

■「ホシノたちが怖い」

マイク・ディミュロ(審判員/1997年)

 助っ人とはやや異なるが、審判員のディミュロも仰天の理由で帰国した。

 アメリカ野球を日本に取り入れたいというセ・リーグの要望でMLBから派遣されたディミュロ。ストライクゾーンをはじめ、オープン戦から不満は噴出していたが、ついにあの男がキレてしまった。泣く子も黙る星野仙一(当時、中日監督)である。

 大豊泰昭の打席で明らかなボール球をストライクと判定したディミュロ。大豊が軽く抗議すると、次の球がさらに外れていたにも関わらず、「抗議への報復」としてストライクをコール。

 これに球場は騒然。大豊が猛然と抗議すると、星野監督が猛ダッシュで大豊の背中を押し、玉突き事故の形で大豊がディミュロに激突。コーチ陣に取り囲まれ、星野監督に鬼の形相で凄まれ、ディミュロは「アンパイアとしてのキャリアの中で経験したことのない恐怖感を覚えた」と翌日辞表を提出した。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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