次世代を担うクルマと燃料はど~なるか予想してみた! (6/6ページ)
どちらが正解か!?そういう話しではないと思いますが、いち日本人として考えさせられました。
なにが言いたかったかというと、排気ガスを出さないから環境に優しいのか?といったらそうではない!ということです。
例えば、電気自動車の場合。電気をどうやって作っているのかを考えればすぐにわかります。確かに、メガソーラーや風力、潮力などのクリーンエネルギーもありますが、それは全体でいえばわずかな割合にしかなっていません。
発電のために使われる一次エネルギーの内訳(photo by 東京ガス)
依然として、火力が占める割合は大きいのです。火力に用いているのは、現在はコークスが主流です。つまり、化石燃料ですね。ガソリンや軽油と変わらないわけです。 となれば、大量にCO2を排出しているわけです。
燃料電池に入れる水素にしても、その生成過程で水を電気分解していますから、やはり電気を使っています。つまり、クルマ単体ではクリーンかもしれませんが、その前段階が問題なんです。
ガソリンやクリーン・ディーゼルの場合は、燃費向上技術の進化により、以前と比べてかなり効率があがりました。そして、排気ガスのクリーンさは比べものになりません。
燃費がよくなっていますから、CO2排出量も減っています。ですが、もっともっと減らさなければならないでしょう。CO2排出量が地球温暖化に影響するといわれている以上、これは急務です。
そして、もうひとつは石油の枯渇問題です。一時は、向こう30年で埋蔵量は尽きるともいわれていましたが、これには諸説あってなんともよくわかりません。
ですが、現在ではバイオフューエル(バイオ燃料)の実現もかなり濃厚となってきました。これは、藻などの植物から燃料を作る方法で、その植物自体がCO2を吸収するためかなり合理的な仕組みです。
植物からガソリンや軽油が作れて、しかもCO2まで軽減できたとしたら、どうです? 理想的でしょ!
そうなってくると、いったいどの種類のクルマが残るんでしょう……。
【関連記事】
新型プリウスに、早くもプラグインハイブリッドモデル登場なるか!?
今すぐ生産すべき、8つのコンセプトカー
トヨタの新車はディーゼル!?だけど意外と環境にやさしい理由を解説
【国交省調べ】最も安全評価得点が高い軽自動車はN-WGN!ベスト9のランキングを発表!