「大谷翔平より菅野智之!」メジャーが本気で狙う“巨人のエース” (2/3ページ)

日刊大衆

私も開幕戦の際、さる球団のスカウトに“オータニよりもスガーノだ! あのときよりも成長している”と言われました」(前出のスポーツ紙記者) その“あのとき”とは、09年に行われた日米大学野球選手権での投球。「第2戦の8回に登板した菅野は、メジャー級と呼んでも差し支えないアメリカ代表のクリーンナップと対戦し、速球で追いつめてスライダーで仕留める奪三振ショーを演じました。実はそれ以降、菅野はメジャースカウトのリストに載り続けているんです」(前同)

 この数年のコンスタントな活躍から、評価は上がる一方だという。「仮に今すぐ、メジャーに行くとしたら、菅野には、5~6年の複数年契約、年俸総額は日本円にして100億円以上の値がついてもおかしくはありませんね」(スポーツジャーナリストの福島良一氏) 菅野は最速155キロ(プロ入り後)のストレートを軸にツーシーム、ワンシーム、カットボール、縦横のスライダーなど9種類以上の変化球を持ち、制球力も抜群。「試合でボールがコントロールできずに困ったことはほとんどない」と公言するほどだ。

 メジャーで活躍する日本人投手は、ダルビッシュ有や田中将大を筆頭に皆、スピードもさることながら、抜群のコントロールと豊富な変化球を持っている。「速球投手がゴロゴロいるメジャーでは、野茂英雄のフォークのように、“第二のボール”と呼ばれる変化球を持っていなければ通用しません。そういう意味でも、菅野はメジャー球団が日本人投手に求めているすべての条件を備えているんです」(前出の橋本氏)

 一方、大谷に関しては、もちろんスカウトも注目してはいるものの、実は菅野より「リスクが高い」とされているという。「過酷なロードが続き試合数も多いメジャーでは、ただでさえコンディションの維持が大変なので、調子が変動しやすく故障リスクの高い“兼業投手”は難しい。二刀流を続ける限り、メジャー行きはないでしょう。今季の調子が上がらない理由も、二刀流によるボディバランスのブレにあると、スカウトは見ていますよ」(野球専門誌記者) しかし、いくら向こうが菅野を求めてこようとも、すぐには移籍できない事情があるという。

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