産後から4ヶ月までは不安だらけ!大変な時期を支える新しい職業 (1/3ページ)

Suzie(スージー)

産後から4ヶ月までは不安だらけ!大変な時期を支える新しい職業

公益財団法人山梨総合研究所の調査によると、産後直後から4ヶ月のあいだにもっとも不安や負担を感じるママは61%にものぼることがわかっています。

ただでさえ産後は、身体は出産でクタクタ、ホルモンバランスも大きく変化するため、精神的にも不安定になりがちです。

そんなたいへんな時期のママを全面的にサポートする、「産後ドゥーラ」という新しい職業をご存知でしょうか。

産後ケアは、ひと昔前までは、家族やご近所によるものが主でしたが、核家族化や地域社会とのつながりが薄い昨今、十分なケアを受けられず、産後の悩みをひとりで抱え込んでしまうママは決して少なくありません。

東京助産師会副会長であり、現役の助産院院長である宗祥子さんが代表を務める一般社団法人ドゥーラ協会では、産後ケアのニーズが高まるなか、2011年度の発足から、2016年4月現在199名の産後ドゥーラを養成、認定してきました。

「ドゥーラ」の語源は、ギリシャ語で「他の女性を支援する、経験豊かな女性」という意味だそうです。

産後ドゥーラの活動は、母親のサポート、育児のサポート、家事のサポートの3本の柱から成り立っています。

では、実際に産後ドゥーラはどのようなサポートを行っているのでしょうか。現役の産後ドゥーラである第5期生の西公子さんに、お話を伺ってきました。

■産後ドゥーラになったきっかけとは

西さんは産後ドゥーラとしては昨年独立したばかりですが、保育士としての長い経験にくわえ、チャイルドマインダー、NPLプラクティショナーなどの資格もお持ちです。いまの仕事には、それらすべてが役立っているとおっしゃっていました。

産後ドゥーラになったそもそものきっかけは、妹の産後ケアを手伝ったことだったといいます。当時すでにお母様を亡くされていたため、妹さんの世話ができるのは自分だけ。そのときに初めて、「親がいない人はどうしているんだろう?」と思ったのだそうです。

また、自身の子育てを振り返ってみると、「実家は遠かったので親には頼れず、仕事が忙しい夫には心配をかけたくなかった。

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