【高校野球地方大会開幕】最後の夏、PLの夏…伝統校のラストはどうなる? (1/2ページ)
■高校野球地方大会が順次開幕
今年も、日本の夏の風物詩である全国高校野球選手権の時期になった。沖縄では、すでに6月18日から地区大会が始まっており、南北海道も6月25日、北北海道も6月26日、さらに7月に入れば全国各地で甲子園を目指した熱すぎる戦いがスタートする。
出身地や母校の動向など、人それぞれ見どころがあるだろうが、やはり、この話題を取り上げないわけにはいかない。PL学園高、最後の夏である。
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■諸事情により、新入部員の募集を停止
野球ファンなら、PL学園高野球部の休部は耳にしたことがあるだろう。甲子園では、春夏合わせて37回の出場回数を誇り、優勝7回、準優勝4回、通算成績96勝30敗という素晴らしい成績を残した名門校も、2000年代に入って、部員や指導者が絡んだ暴力事件や不祥事が断続的に発生。とうとう学校側は、2015年度から新たな部員募集の停止を決断した。
新入部員がいなくなれば、ほっといても3年で部は自然消滅となる。この夏がまさにそのときなのである。いちおう「休部」ということだが、実質は「廃部」となってしまう可能性が高い。