【最速レビュー】映画「X-MEN: アポカリプス」の主人公はクイックシルバー / 異論は認めない (1/4ページ)
2016年8月11日(木曜日)から、ハリウッド映画「X-MEN: アポカリプス」が上映され、多くのファンが劇場へ詰めかけた。シリーズのファンにとって、非常に興味深い作品になっているとともに、一歩間違えば駄作にも成り得る危うさのある作品に仕上がっている。この先、今作のストーリーの細かいネタバレには細心の注意をはらって書くが、内容に関してまったく知りたくない人は読むべきではない。
・前作で消滅した「X-MEN」の正史
ご存知の通り、前作「X-MEN: フューチャー&パスト」にて、過去の「X-MEN」シリーズの大多数がなかったことになった。歴史が改変されたためである。具体的に作品名をあげれば、「X-MEN」「X-MEN2」「X-MEN: ファイナルディシジョン」「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」の一部、「ウルヴァリン: SAMURAI」がなかったことに。よって、時系列的には以下のような歴史となる。
・歴史改変後の「X-MEN」シリーズ時系列
「X-MEN: アポカリプス」の一部
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「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」の一部
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「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」
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「X-MEN: フューチャー&パスト」の一部
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「X-MEN: アポカリプス」の一部
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「デッドプール」
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「X-MEN: フューチャー&パスト」の一部
・銃弾ですら避けるクイックシルバー
歴史改変によって登場した最強のキャラクターといえば、クイックシルバー。そう、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」ではいとも簡単にブッコロされてしまった不遇のミュータントである。
音速で移動することができ、彼の意識のなかでは周囲の時間が激しく遅く見える。よって、銃弾ですら避けることもでき、他のミュータントに自分を意識させぬまま倒すこともたやすい。