情報統制に失敗?SMAP解散の第一報がネットだった舞台ウラ (1/2ページ)
電撃的に解散を発表した国民的人気アイドルグループ・SMAP。リオデジャネイロ五輪のお祭りムードに沸いていた列島は衝撃に揺れた。芸能史に残る解散劇の第一報を報じたのは、ニュースサイトだった。
「8月13日の夕方ごろ、サイト上で『14日にSMAPの解散が発表される』とのニュースが報じられたのです。これほどの重大スクープがニュースサイト上で流れるのは過去にほとんど例がない。慌てて帰省中の記者を呼び集める週刊誌もあったほど」(週刊誌記者)
SMAPの所属先であるジャニーズは、数ある芸能プロの中でも特に情報統制が厳しい事務所で知られる。SMAPのほか、嵐やTOKIOなど、人気アイドルを多数抱える強みを最大限に生かし、スポーツ紙を中心に構築した”御用メディア”を意のままにコントロールしているとされる。
「事務所の意向に反するニュースを報じたメディアには、所属タレントを一斉に引き上げるなどの制裁を加える。ジャニーズタレントは老若男女問わず幅広い人気がある。それが一切使えないとなると、媒体にとっては死活問題にもなる。“兵糧攻め”をチラつかせることで事務所に歯向かえなくするわけだ」(芸能プロ関係者)
そういう意味で、制約のないニュースサイトが抜いたのはネットメディアならではの強みと言えるだろう。