必然性なしのスペインロケは監督都合?映画「ジョジョ」が「ホホ」になっちゃう!?

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必然性なしのスペインロケは監督都合?映画「ジョジョ」が「ホホ」になっちゃう!?

あの人気マンガがついに実写化! 9月28日に「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」の制作発表会見が開催され、ロケ地がスペインになると発表された。その理由を三池崇史監督は、原作の舞台である杜王町に合う場所を世界中から探した結果だと説明し、「美しくて『ジョジョ』にぴったり」と自信を見せた。だが、このロケ地選定に原作ファンが大ブーイングだというのだ。マンガに詳しい編集者が眉をひそめる。

「杜王町とはその名前にも表れているように、杜の都である仙台がモチーフ。しかしスペインの風景が仙台に似ているとは聞いたことがありません。しかも原作にはスペインは登場せず、スピンアウト小説でスペイン領のカナリア諸島を舞台にした作品はありますが、同諸島はアフリカ大陸の西側にあるためスペイン本土とは風景がまったく異なります。さらに言えばスペイン語で『JOJO』の読み方は『ホホ』ですから、『ホホの奇妙な冒険』ではなんだか拍子抜けですよね」

このようにスペインロケの必然性がまったく感じられない同作品だが、そもそも三池監督は本当に、世界中で杜王町に見合った風景を探したのだろうか。ここで映画ライターはこんな推測を口にする。

「おそらく三池監督はスペインが大好きなんでしょう。というのも、バルセロナ郊外のリゾート地で開催される『シッチェス・カタロニア国際映画祭』において、三池監督作品は5回も各賞を受賞しているんです。同地に何回も足を運ぶうちに、ここで映画を撮りたいと考えても不思議はないでしょう。そこに海外テイストあふれる『ジョジョ』の実写化が持ち上がったので、ここ幸いとばかりスペインをゴリ押ししたのかもしれません」

会見では原作と映画を区別していないと語っていた三池監督。それならば舞台を日本国外に持ち出すこと自体、みずからの発言と矛盾しているのではないだろうか。

(金田麻有)

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