【プロ野球】“ポンセ”以来28年ぶり!? 大器・筒香嘉智(DeNA)がついに打撃タイトル獲得。しかも二冠! (1/2ページ)
■あらゆる部門で数字を伸ばした
DeNAの筒香嘉智が、44本塁打、110打点で打撃タイトル二冠を獲得した。
昨季までの打撃三冠におけるキャリアハイは、昨季の打率.317、24本塁打、93打点だった。しかし、今季は本塁打、打点だけでなく、打率.322、そして出塁率も.430で自己最高を更新している。
ちなみに、安打数は昨季よりも6本減って151安打だったのにもかかわらず出塁率が上がっているのは、四球が昨季の68から87に増えたことの影響が大きい。選球眼がよくなり、甘いボールをしっかりとらえていたということだろう。
※野球の見方が変わるスマホマガジン『野球太郎Pocket』と『週刊野球太郎』でニュースやコラムが読み放題!
■あの“ポンセ”以来の二冠
ちなみに、1950年以降のセ・リーグで打撃三冠のうち、いずれか2部門を獲得した二冠王は41回、三冠王は4回達成されている。
今季の筒香と同じ本塁打と打点の二冠は、現在のチームの指揮官であるラミレス監督が巨人在籍時の2009年に49本塁打、129打点で獲得して以来7年ぶり。日本人では2002年の松井秀喜(巨人)が50本塁打、107打点を記録して以来、14年ぶりとなる。
さらに球団史上となると、大洋ホエールズ時代の1988年にポンセが33本塁打、102打点で二冠を獲得して以来28年ぶりということになる。