E-Girlsが”紅白出場”でBABYMETALが落選のワケとは (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 今年も様々な議論を呼んでいる紅白は、出場のメリットこそ大きいが、連続出場からの落選は凋落イメージがつきまとうデメリットもある。そのため「落選」の2文字を突きつけられる前に卒業を発表するグループ・歌手は多い。ももいろクローバーZも2015年に卒業を発表して物議を呼んだ。

 主催のNHKは、紅白の出場者基準に「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3つを設けていると事ある度に説明している。しかし視聴者はもちろんのこと、今年はフリーアナウンサーの小倉智昭氏(69)らが「よく分からない」と率直な疑問を呈している。

「近年、音楽は多様化したが、紅白は“仲良しこよし演出”一辺倒になってきた。若手が先輩歌手をステージ後方で応援したり踊って盛り上げたりする様は、まるで体育祭や文化祭そのもの。そんな“NHK色の学校演出”が選考基準の一つとなって落選するくらいなら、『最初から出ないほうがマシ』『ブランディングになる』と考えるアーティストがいても何ら不思議はない」(前出・報道関係者)

 昭和の時代は80%を超える視聴率を誇った化物番組も、今や出ないほうがアーティスト価値を高めるかも!?

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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