【プロ野球】代打本塁打歴代1位・高井保弘(元阪急)ら「一芸」でファンを沸かせた名バイプレイヤーたち (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

「一芸」でファンを沸かせた名バイプレイヤーたち
「一芸」でファンを沸かせた名バイプレイヤーたち

 鈴木尚広(巨人)がユニフォームを脱いだ。誰もが「まだやれる」と思っていただけに、その引退発表には衝撃が走った。

 無名の存在でプロ入りし、地道に研鑽を重ねた鈴木は、2005年から12年連続2ケタ盗塁で通算228盗塁を記録。「足のスペシャリスト」として巨人に欠かせない存在までのし上がり、「一芸」で多くのファンを魅了した。

 決してスター選手ではないけれど、鈴木のように「一芸」でプロ野球を盛り上げた名バイプレイヤーを紹介したい。

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■通算代打本塁打歴代1位・高井保弘(元阪急)

 高井保弘が放った通算代打本塁打は27本。これはNPB歴代1位であると同時に世界記録を誇り、「ここぞ」という場面でその実力を発揮した。

 1964年に阪急へ入団した高井は同じチームの外国人選手、ダリル・スペンサーの影響を受け、投手のクセや配球を研究しはじめる。この研究が少しずつ成績向上に繋がっていっただけでなく、一振りで決める代打男の才能を引き出した。1972年には15本塁打を放ち1軍に定着。1974年には14本目となる代打本塁打を放ち、日本記録を更新する。

 同年、初出場となったオールスターゲームの第1戦。1対2とパ・リーグが1点ビハインドで迎えた9回裏、1死一塁の場面に代打で登場。セ・リーグ3番手の松岡弘(元ヤクルト)から代打逆転サヨナラ本塁打をかっ飛ばしMVPに選ばれた。

 1975年からパ・リーグに指名打者制度が導入されると、指名打者として出場機会が増え、そのバットで阪急の日本シリーズ3連覇に貢献した。

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