【プロ野球】《2016年カープ通信簿・野手編》神っていた今シーズンの総まとめ。ライターが独断でつけた通信簿 (2/3ページ)
■MVP・新井貴浩、最多安打・菊池涼介、ベストナイン・石原慶幸らがタイトル!
25 新井貴浩
132試合:打率.300/19本塁打/101打点
通信簿:大変よくできました(5)
40歳にしてかつての輝きを取り戻した。また、2000本安打、300号本塁打の金字塔を打ち立てるなどメモリアルなシーズンとなった。最終的にはMVPも獲得。紆余曲折を経て、最良の1年となった。
26 廣瀬純
1試合:打率.000/0本塁打/0打点
通信簿:お疲れ様でした
今シーズン限りで引退。セレモニーでのスピーチは感動的だった。あの華麗な守備をまだ見たかった……。
27 會澤翼
83試合:打率.239/7本塁打/26打点
通信簿:まぁまぁです(3)
今シーズンもレギュラー獲得には至らず。しかし、満塁弾を放つなど、持ち前の打撃を随所で見せた。出場数が83試合での7本塁打は、長打力をアピールするには十分の数字だ。課題の守備も安定感を増している。来季は期待したい。
31 石原慶幸
106試合:打率.202/0本塁打/17打点
通信簿:まぁまぁです(3)
打撃成績はキャリア最低に近いものだったが、守備面での活躍が評価され、ゴールデン・グラブ賞、ベストナインを獲得。結果としてベストのシーズンとなった。安定感のある守備は投手陣からの信頼が厚く、課題の打撃もシーズン後半だけ見れば3割近くは打っている。来季も正捕手の座は揺るぎない。
32 白濱裕太
1試合:打率.000/0本塁打/0打点
通信簿:頑張りましょう(1)
地元出身のドラフト1位もいよいよ厳しい立場に追い込まれた。
33 菊池涼介
141試合:打率.315/13本塁打/56打点
通信簿:大変よくできました(5)
2年ぶりの打率3割に到達。185安打はリーグ最多。昨シーズンの打撃不振を脱却した。
打撃もさることながら、菊池の最大の魅力は超人的な守備にある。今シーズンもその守備力は健在で、好プレーを連発。攻守で大活躍した。菊池のおかげで勝てた試合は何試合あるのだろうか? 貢献度は計りしれない。
35 下水流昴
48試合:打率.250/5本塁打/18打点
通信簿:まぁまぁです(3)
「88年世代」の秘密兵器がついにブレイク。ツボにはまった時の長打は眼を見張る。
37 野間峻祥
21試合:打率.292/0本塁打/1打点
通信簿:もう少し(2)
シーズン序盤に不振で2軍落ち。9月に1軍復帰した後は見違えるほどの打棒を披露。「隙あらば野間」と揶揄された状況からの脱却に成功した。
38 赤松真人
89試合:打率.368/0本塁打/3打点
通信簿:よくできました(4)
ハイライトは、11連勝のきっかけを作った6月14日の西武戦でのサヨナラ打。守備走塁の安定感は抜群で、チームになくてはならない戦力であることを再確認した。
40 倉義和
1試合:打率.000/0本塁打/0打点
通信簿:お疲れ様でした
雨天コールドとなったが、最後に黒田博樹とバッテリーを組んだことはファンにも本人にもよき思い出となった。
43 土生翔平
5試合:打率.125/0本塁打/0打点
通信簿:頑張りましょう(1)
遂に1軍デビューを果たしたが、爪痕は残せなかった…。
44 松山竜平
103試合:打率.291/10本塁打/41打点
通信簿:よくできました(4)
新井貴浩、エルドレッドなどの「代役4番打者」として大活躍。絶妙なバットコントロールと、長打力はチーム屈指。コミカルなキャラクターでも愛されている。来シーズンこそは代役ではなく真の4番打者を目指したい。
49 天谷宗一郎
55試合:打率.175/1本塁打/8打点
通信簿:もう少し(2)
開幕1軍に奮起し、サヨナラ打を放つなど序盤は活躍する。しかし、後半は出番を失った。