先史時代の人類が戦ったであろう恐るべき10の動物 (5/6ページ)

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・2. ショートフェイスベア


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 クマが登場したのは4,000万年前のことで、時間をかけていくつかの亜種に進化した。我々の祖先が遭遇したのはショートフェイスベアである。

 体高1.5メートルだが、立ち上がれば3.6メートルに達する。2本足で走ることが可能で、時速60キロを超えたと推測されている。つまり時速45キロで走るウサイン・ボルトですら逃げられないということだ。

 北アメリカでは最大級の肉食動物で、80万年前に登場し、11,600年頃に絶滅した。・1. クインカナ


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 化石から推測すると、160万年前、現在のオーストラリアに登場した。クロコダイル科の仲間で、体長7メートルにも成長した。参考までに紹介すると、飼育されていたものとしては最大のクロコダイル、ロロンは6メートルあった。

 クインカナと他のクロコダイルとの主な違いは前者が陸生種であったことだ。そのため身体的な特徴を二つ発達させた。一つは、長く力強い手足だ。遠くからでも獲物を追跡して仕留めることができた。もう一つは、その歯である。クロコダイルの仲間の歯は、獲物に食らいついて水中に引きずりこみやすいようにできている。しかしクインカナの歯は非常に鋭く、獲物を切り裂くのに適していた。

 人間がオーストラリアに到達して1万年後にあたる5万年前に絶滅した。
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