岐阜県には「平成」村と「昭和」村と「大正」村がそろっている!? (1/3ページ)
どうやら「平成」という元号も、もう少しとなった。いよいよお別れとなると、なんとなく名残惜しくなるのが世の常である。
身の周りのもので、平成の年号が記されたものはないか? 探してみたら、あるある! 免許証の交付日や有効期限は、平成で記されている。SUICAの期限も平成の年号だった。いったいこれらの年号はどうなってしまうのだろう? なんとなく落ち着かない、今日この頃だ。
そんな折、ツイッターを検索していると、次のようなツイートを見つけた。
岐阜県に大正村と昭和村と平成村があるらしいはぇえぇ~
- とらをぉ (@Ca5Ga4Ku6) 2017年1月11日
「岐阜県に大正村と昭和村と平成村があるらしいはぇえぇ~」というコメントだ。大正村、昭和村は、聞いたことがあるような......。しかし、なに、平成村? 大正、昭和、平成と、岐阜県に年号がそろっているとは?
岐阜県東京事務所に電話で確認してみると、「日本大正村は恵那市にあるテーマパーク、日本昭和村は美濃加茂市にある施設ですが、平成の方は関市にある道の駅ですよ」とのこと。
そこでJタウンネット編集部は、「道の駅 平成」に電話で話を聞いてみることにした。
平成に改元された頃、観光客が押し寄せた......?「道の駅 平成」外観(画像提供:道の駅 平成)
電話で答えてくれたのは、「道の駅 平成」の森成孝さんだ。「ここはもともと平成(へなり)という土地で、平成と書いて、へなりと呼んでいました。『へいせい』と呼ばれるようになったのは、やはり元号が平成になってからです」。
「平成に改元された頃は、テレビや新聞の取材もあり、観光客が押し寄せたと聞いています。車が2000台ほど詰めかけたこともあるそうです」と森さん。「20年ほど前に、道の駅として正式に認定され、『平成(へいせい)』という読み方に統一しました。ブームに乗っかったわけです」。