“肉離れ”は冬に多いって本当? 未然に防ぎたい肉離れ対策マニュアル (3/6ページ)

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冬に肉離れが多いとされる理由
そんなスポーツ選手であっても、冬には肉離れが起こりやすいとされており、以下の理由が考えられます。

1:寒さ
外気温の低下に伴い体温も下がり、四肢の骨格筋レベルの末梢循環血液量が少ないのところに急激な運動負荷が発生すると、部分的な筋膜や筋線維の損傷も発生しやすいと考えられます。

2:不十分なウォーミングアップ
ウォーミングアップが不十分だと、その後の急激な筋運動に見合った血流供給が少なくなり、部分的な筋膜や筋線維の損傷も発生しやすいと考えられます。

3:もともと体が硬い
普段あまり体を動かしていない人が急に運動をすると、筋肉の柔軟性の低下ならびに筋力低下が背景にあるために、筋肉が過剰かつ急激な収縮する運動、動作をすることになり発生しやすくなります。

4:ウォーミングアップの内容が異なる
寒い時期にウォーミングアップと称して、筋肉が冷えている状態での強い負荷をかけるストレッチ運動を行っていることがあります。

当然ながら筋肉が過剰かつ急激な収縮する運動、動作をすることになり肉離れを誘発しやすいのは明らかです。

冬の時期の運動前は、四肢体幹をストレッチ運動でいきなり伸ばすのではなく、体や筋肉を温めることが大切なのです。

5:水分やミネラル不足
夏などと違い、冬は運動前にスポーツドリンクなどでの事前に水分・ミネラル等を補充をしないまま、ウォーミングアップなどの運動を始めてしまうことが圧倒的に多いようです。

ウォーミングアップ後、スポーツドリンク等で水分・ミネラル等の補充を行っても、激しい運動に伴う発汗や筋収縮に見合った水分やエネルギー、ミネラル類が必ずしも行き渡りきっていない場合も考えられます。
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