電通はあちゅう炎上事件と正論の言い方問題|やまもといちろうコラム (1/2ページ)

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 山本一郎(やまもといちろう)です。貰い事故をすることはあるけど私は元気です。

 ところで、先日電通時代の先輩から言われたことを、はあちゅうこと伊藤春香女史(31)がTwitterに書いたら、その書き方が見下しているということで炎上していたので見物しにいったわけです。

 そしたら、火事場野次馬の友、ガジェット通信が既に顛末を記事にしていたのと、早めにはあちゅう女史自らが釈明のようなブログを掲載していたので興味深く思ったわけです。もちろん、ツッコミを入れた茂木健一郎さん(54)の内容も良く分かります。

自分の考える「普通」は「普通」じゃないということ - はあちゅう 公式ブログ
茂木健一郎さん「うわあ、偏差値なんてことを言ってはいかんぜよ…」 はあちゅうさんの”電通ツイート”に苦言 - ガジェット通信

 で、一番の問題は「はあちゅう女史は別に間違ったことを言っていない」という点です。単純に、同じことを言うのでも、適切な言い方について考えろ馬鹿という程度であって、これが「はあちゅう」「電通」「偏差値」という可燃性の高いキーワードが無ければ特段の炎上も起きなかった事案だろうと思うんですよね。

 ぶっちゃけ、ネットでは電通グループはいろいろ言われがちな企業ですが、逆に入社してキャッキャウフフしたい業界大手として大人気であるのも事実で、ブラックだなんだと批判をされても俺はソルジャーで頑張るぜ、電通に入ったと言えば田舎の親が喜んでくれるといったモチベーションも強いでしょう。私個人としても、別に取引があるわけじゃありませんが人間として魅力的な社員も友人に多く、ああ確かに電通っていい会社なんだろうな(性格があって、体力があれば)と思う会社です。

 当然、就職も狭き門でしょうし、社会的にもステータスが高い企業であるため、はあちゅう女史の言う「偏差値60以上」、すなわち上位15.9%に位置する人たちなんだ、と言われても「まあそうですね」か「いやいや、電通はもっと偏差値上じゃないですか」って感じの話になります。偏差値だけで見ればね。

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