タラレバ作者・東村アキコの離婚騒動でなぜか”大バッシング”の顛末 (2/2ページ)
■過去にも炎上騒動…連載にも影響か
こうした“結婚=幸せ”と行った主張を、東村はかつて発表した作品でも取り上げている。それが2015年から雑誌『モーニング・ツー』(講談社)連載されていた『ヒモザイル』だ。
「東村のもとで働く男性アシスタント達を、いい感じのヒモ男に仕立てて、働くキャリアウーマンたちとマッチングさせようという、エッセイ漫画でした。『実録!ヒモ男養成』と銘打って作品を発表したものの、第一話がネットで公開されるなり、大炎上しました。結局第2話をもって休載となってしまい、東村は謝罪コメントを出していました。ここでも独身男性をコケにし、『優越感に浸るような物言いがムカつく』などの声が上がって、炎上のきっかけとなったようです」(漫画ライター)
東村の場合は、時折見せる「上から目線」とも言える主張に、アンチファンたちを沸騰させる傾向にあるようだ。
「東村のアンチファン達が今回の離婚騒動に飛びついたら、その批判はさらに大きくなるでしょう。前回は独身男性の怒りを買いましたが、今回は独身女性からの怒りを買うことになるかもしれません。そのためドラマよりも雑誌の連載の方に、影響が出ることになりそうです」(前同)
作品を通して、結婚や女性の生き方について、様々な独自の主張を唱える東村。報道が真実で離婚が成立すればバツ2となってしまうが、今度は離婚をテーマにした作品を発表することになるのだろうか。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。