浅田真央を狙うフジテレビに厳しい意見「過去の”仕打ち”は忘れない」

デイリーニュースオンライン

写真は「浅田真央 夢の軌跡~ドリームのきせき~」より
写真は「浅田真央 夢の軌跡~ドリームのきせき~」より

 現役引退を表明した浅田真央(26)を惜しむ国民の声が止まない。日本の女子フィギュア界を長年牽引し、その明るいキャラクターで多くのファンに愛されてきた真央には早速、引退後のオファーが殺到しているという。だが、そこであるテレビ局の手の平返しとも言える態度に疑問の声が沸き起こっている。

「すでに真央にはフジテレビとテレビ朝日が、フィギュアスケートの解説者、スポーツキャスターとしての椅子を用意して打診している。一部では契約金が数億円レベルとも報じられ、争奪戦が過熱しています。しかし、フジテレビがかつて真央にした仕打ちを考えると、この手の平返しともいえる姿勢には疑問を持たざるを得ません」(スポーツ紙記者)

 フジテレビが浅田真央に対して何をしてきたのかーー。そのことを絶対に忘れないと憤る向きは多い。フジは浅田とライバル関係にあった韓国のキム・ヨナ選手を必要以上に持ち上げる”偏向報道”で、視聴者から不評を買っていた経緯があるからだ。

「例えば09年の世界選手権でキム・ヨナが優勝した際は表彰式での登場シーンから韓国の国歌をノーカットで流し、ウィニングランまで20分近く放送し続けたものの、08年や10年の世界選手権で真央が優勝したときは、日本の国旗掲揚や君が代斉唱がほぼ全カット。さらに表彰式の放送も数分程度でまとめられるという構成で猛非難を浴びた。また、08年の世界選手権で真央が優勝した際にインタビューが行われましたが、スタジオに用意されていたパネルは浅田の転倒場面を拡大したものという意味不明な仕打ちまで。その後もことごとく”真央軽視”と“キム・ヨナ擁護”は続き、08年のGPファイナルを報じた『とくダネ!』では、『浅田真央 逆転Vも…キム・ヨナ”実力”に差』と題うち、2人の技と得点状況を細かく分析した上で、2人がともに予定していたジャンプをすべて成功した場合、逆転優勝を果たした浅田よりキムが得点で上回っていたなどと専門家の解説を交えて放送しています」(前出・記者)

●注目記事:『めざましテレビ』で大反響!美肌に絶対必要だった凄い成分って?

 フジテレビの”真央軽視”はこれだけに終わらなかった。さらに両者の衣装を比較し、キムは大人っぽくセクシーだが浅田は子供っぽいなどと主観を交え、CM出演本数もキムの方が浅田より多いなど、競技と無関係な要素を持ち出して両者を比較し、キムが勝っていると結論づけている。そんなひどい仕打ちがエスカレートしたのが、11年にロシアで開催された世界選手権のテレビ中継だった。

「この時は東日本大震災の直後ということもあり、開会式では日の丸をリンクに映し、その周りで民族衣装を着た選手が祈りを捧げるというセレモニーが行われ、大会中も随所で日本を励ます演出がなされたが、大会の独占放映権を持っていたフジテレビはこれらを全てカット。その代わりにキム・ヨナ特集を挟むという理解に苦しむ構成でした」(前出・記者) 

 真央は12日に引退会見を開き、今後はアイスショーに出演するなど「どんな形でも(スケートに)恩返しできる活動をしていきたい」と語っている。そのため、今後の真央は解説者やスポーツキャスターとしてフィギュア界への恩返しをしていくものと思われるが、ファンからは「フジテレビだけはあり得ない」「手の平返しは許せない」「過去の仕打ちは忘れない」との声も多い。これから始まる第二の人生、真央には心から納得できる選択をしてもらいたいものだ。

●注目記事:『めざましテレビ』で大反響!美肌に絶対必要だった凄い成分って?

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
「浅田真央を狙うフジテレビに厳しい意見「過去の”仕打ち”は忘れない」」のページです。デイリーニュースオンラインは、偏向報道フジテレビ浅田真央エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧