イチローまでの繋ぎ役「オレ流」落合オリックス誕生へフル加速 (1/2ページ)

週刊実話

 一昨年は5位、昨年は最下位。そして今年も打線の主軸だった糸井嘉男が阪神にFA移籍し、各評論家からの下馬評も総じて低かったオリックス・バファローズ。それでも宮内義彦オーナーが福良淳一監督の続投を決めたのは、イチローのマーリンズでの現役続行が決まり、オリックス監督就任が1年先延ばしになったからだという。

 その怪情報に、「なるほど」と合点がいったのが、3月31日から放映されている「Do you know ORIX?」というオリックスグループの新CMだ。その記者会見編では、イチローが会見の場で「オリックスが何の会社か知っていますか?」と集まった記者たちに逆質問。記者たちは社名や球団については知っていても、オリックスの事業展開については「そういえば、オリックスについて実はあまり知らないかも」と騒然とする内容だ。
 「この奇抜なイチローCMとチームの快進撃が同時進行すれば、相乗効果でオリックス人気が高まり、ブームが起きるというのが宮内オーナーの狙いでした。その期待がいきなりズッコケたことで、大ナタを振るうとの情報が流れたのです」(スポーツ紙デスク)

 イチローの新CMが開幕戦と時を同じくして流れたオリックスだったが、地元京セラドーム大阪で、いきなり楽天相手に3連敗する最悪のスタートを喫した。福良監督は「また場所を変えて(4日からの西武戦)切り替えていくしかない」と取材陣に話したが、宮内オーナーは「惜しい負け方なんかない。結果がすべてだ」と激怒したという。
 「このパターンはお決まりのコースです。オリックスは2000年以降、石毛宏典、岡田彰布、森脇浩司といった監督らがシーズン途中で交代させられています。石毛監督に至っては開幕からわずか20試合での解任。福良監督にしても一昨年6月2日に、森脇前監督の成績不振による電撃休養に入ったことから監督代行に就いた身。ただ、監督1年目の昨季を最下位で終えたことで、宮内オーナーが続投を決めたとはいえ、執行猶予付きのようなもの。各社とも“Xデー”に備えて情報収集に躍起です」(オリックス担当記者)

 オーナーの苛立ちは、春季キャンプの視察でも見て取れた。
 福良監督から「順調です」とキャンプ報告を受けた同オーナーは、途端にぶち切れる。

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