妊娠糖尿病といわれたらどうする?血糖コントロールのための食事療法 (3/3ページ)
食事療法のポイント
・血糖値の上昇が穏やかとなるように1日の食事を決まった時間に3回、または4~6回に分けてとるようにしましょう
・バランスよく栄養がとれるようにメニューを組み立てましょう
・きのこ、海藻類などに多く含まれる食物繊維、ほうれん草、小松菜、ひじきなどに多く含まれる鉄分を積極的に摂るようにしましょう
・タンパク質は脂身の少ない肉の赤身や魚、大豆、卵などからとるようにしましょう
・塩分を摂り過ぎないように味付けにはダシやレモンやゆず、しょうが、大葉などを活用しましょう
・甘いおやつやジュースなどの糖分を多く含む間食は控えましょう
・脂肪を控えるように、フライや油炒めなどは避け、焼く、炊く、蒸すなどの調理法を心掛けましょう
・メニューは洋食よりも和食の方が栄養バランスを整えやすいでしょう 妊娠糖尿病は出産後も食事に気をつけましょう食事療法を行っても血糖コントロールが上手く行かない場合は、インスリン注射での治療を行います。
インスリン注射は経口薬とは異なり、胎盤を通して胎児に薬の成分が移行することがありません。
厳重な血糖コントロールの末に無事に出産できたとしても、妊娠糖尿病の方は後に二型糖尿病を発症する方も多く、日頃から食事には気をつける必要があります。
出産後も食事療法を継続し、糖尿病の発症を予防しましょう。
(監修:Doctors Me 医師)