生物が海から陸にあがった理由は目の進化だった可能性(米研究) (1/4ページ)

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生物が海から陸にあがった理由は目の進化だった可能性(米研究)
生物が海から陸にあがった理由は目の進化だった可能性(米研究)


 そもそももともとは海暮らしのアリエッティで、進化の過程を経て陸地へと移動していったらしいじゃん、地球内生命体とか。

 だがあまりにも昔すぎてその全貌は解明されていない。これまで、地球内生物が海棲から陸棲へと進化していったの理由として、手足を獲得したからだという説が有力だったが、ノースウェスタン大学とクレモント・マッケンナ大学、スクリップス・アンド・ピッツァー大学の最新の研究によると、実はそうじゃなくて、視力の発達が原因だと言う。
 
 ワニのような生物が、まず最初に陸にいる獲物を見つけることができるようになり、それから手足が発達して陸に上がるようになったというのだ。


Our short-sighted inner fish: Vision explains why our fish ancestors came on to land

・目が大きくなり視界が広くなってから脳の発達へとつながった

 ノースウェスタン大学の神経科学者でエンジニアのマルコム・A・マクルヴァーと、クレモント・マッケンナ大学の進化生物学者で古生物学者のラーズ・シュミッツは、化石の記録を調べ、水中から陸上に上がったあとではなく、その前に目の大きさが3倍近くになっていたことを発見した。

 目が大きくなると同時に、目の位置も頭の側面から上になり、水上の視野が広くなった。これが、結果的に陸生脊椎動物の大きな脳の発達へとつながり、魚のようにものに単純に反応するだけでなく、計画をたてて行動することができるようになったという。

なぜ、わたしたち生物は3憶8500万年前に陸上にあがったのか? それは視力が関係しているのではないかと、初めてわたしたちは考えました

 とマクルヴァーは言う。

陸に上がる前から、脊椎動物の視力が格段に良くなったことがわかりました。
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