いいクルマなのに不人気!? 今、あえて国産セダンに乗ることを考えてみよう (4/5ページ)
ホンダ グレイスとフィット サイズ比較
全長全幅全高ホイールベースグレイス4,440mm1,695mm1,475~1,500mm2,600mmフィット3,995mm1,695mm1,525~1,550mm2,530mm 室内長室内幅室内高グレイス2,040mm1,430mm
1,230mmフィット1,935mm1,450mm1,280mm■現行車種を比べて分かる、若者がセダンに乗らない理由とは
今回紹介した車種はすべてハッチバックボディの方が人気で、販売台数でもセダンはきわめて少ないのが現状です。かつて、コロナやブルーバードなど、4ドアセダンこそがファミリーカーの代名詞であった時代から、ホンダ・シビックの登場以来、コンパクトカーにおいてはハッチバックが優勢になり、ハイブリッドによる低燃費が主流になると、さらにその傾向が増しています。
しかし、インプレッサにみられるように、4ドアセダンのスタイルも非常にスタイリッシュになっており、セダンだからといって毛嫌いする理由もなくなりつつあります。それでも、初めて車を所有するときからハッチバックに乗り続けている若い世代にとって、あえてセダンに乗る理由とはなりづらいかもしれません。
■セダンの復権はありえるのか?ポイントはデザインにつきます。セダン不況という中でも好調な車種であるクラウンシリーズでも、特に人気があるのはスポーティーな「アスリート」です。セダン、ミニバンそして軽自動車のカスタムも含めて、おとなしいデザインや無難なインテリアよりも、 スポーティーなイメージがあるグレードや、その派生車に人気があるのです。セダンにおいても、もっとそのような若々しいイメージが必要でしょう。
4ドアセダンの強みは、流行に左右されない不朽のモデルであることです。