亀と山P、予想超える大ヒットも周囲に”微妙な空気”が漂うワケ (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■KAT-TUNの充電期間は延長?

 関係者が“亀と山Pフィーバー”を予想外としていたのは、本家ドラマが低迷しているからに他ならない。平均視聴率は、初回こそ12.0%とまずまずのスタートを切ったものの、「面白くない」「もう飽きた」とネット上でも酷評が相次ぎ、2話目以降は激減。以降は一桁の、9%台を彷徨っている状況だ。関係者も、低迷する視聴率と、CDの売り上げが直結してしまうだろうと踏んでいたわけだが、どうやらそうではなかったらしい。

 亀梨が所属するKAT-TUNは現在活動休止中で、山下もシングルとなると2013年以来となる。それを加味すると、ファンはドラマの調子が関係なくとも、2人の音楽活動を待ち望んでいたということなのだろう。

「2人の共演を見たいというファンが多いことが分かった今、今後も『亀と山P』名義での露出は増える可能性がある。日本テレビで毎年恒例の『24時間テレビ』や、果ては年末の『紅白』にまでねじ込むことも。当初の予定ではこの勢いを持って、後のKAT-TUN活動再開に弾みをつける算段だったようですが、こっちの方が稼げると分かったジャニーズは、KAT-TUNの休止期間を延長してでも亀と山Pの活動を伸ばそうと考えてもおかしくない」(芸能関係者)

 ソロになって以降、露出が減っていた山下のファンからすれば大歓迎だろうが、KAT-TUNの活動再開を願っていた亀梨ファンとしては、何とも複雑な気持ちで「亀と山P」を見守ることになりそうだ。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)
※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。
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