【プロ野球】石井一久対梨田昌孝。古田敦也対西村龍次。もしヤクルトが『交流戦SERIES』を開催したら? 前編 (1/2ページ)
DeNAが6月16日からのオリックス3連戦を対象にした『交流戦SERIES 2017』を開催。最速162キロの豪速球で鳴らしたマーク・クルーン氏の参加が発表された。
この『交流戦SERIES』はDeNA(横浜、大洋を含む)OBのレジェンドと、パ・リーグ球団のレジェンドが一打席の対決を行う恒例の企画だ。過去にはカルロス・ポンセ氏、屋鋪要氏などが登場し、オールドファンを喜ばせた。
筆者の贔屓球団のヤクルトがもし『交流戦SERIES』を開催したら、どんなレジェンド対決が行われるのか? 僭越ながら妄想してみたので前後編に分けて紹介したい。
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■楽天:2001年の記憶が蘇る!?
交流戦に入る直前の順位に沿って上位チームから見ていこう。
首位の楽天からは梨田昌孝監督を『交流戦SERIES』に選出したい。2001年、梨田監督は近鉄を率いてヤクルトと日本シリーズで対戦。惜しくも日本一は逃したが、猛打の「いてまえ打線」を作り上げ、近鉄最後の優勝を成し遂げた。
梨田監督と対戦するヤクルトOBの投手は、日本シリーズ第1戦でいてまえ打線を1安打に封じ込め、完封勝利を挙げた石井一久氏でどうだろうか。
この日本シリーズはヤクルトの4勝1敗。5試合で終わったため、石井は1試合のみの登板だった。しかしチームに勢いをつける好投が評価され、優秀選手賞を受賞。梨田監督にとっては因縁の深い相手だ。
■対決するレジェンド
楽天:梨田昌孝(現楽天監督)
ヤクルト:石井一久氏
■ソフトバンク:1989年のドラフト1位&2位コンビが復活
2位のソフトバンクからは、ヤクルトとダイエーで活躍した西村龍次氏を選びたい。
1989年のドラフト1位でヤクルトに入団し、4年連続2ケタ勝利を挙げる活躍。1995年に吉井理人(現日本ハムコーチ)とのトレードで近鉄に移籍したものの力を発揮できず自由契約。1998年にダイエーにテスト入団した。
ダイエーでは「ヤクルト再生工場」を思い起こさせる復活を遂げ、4年ぶりに2ケタ勝利をマーク。カムバック賞を受賞した。
対するヤクルトのレジェンド打者は、西村氏と同期入団の古田敦也氏。1989年のドラフト2位で入団。1年目からレギュラーに定着し、その後の活躍はここに記すまでもない。
西村氏と古田氏は1991年に最優秀バッテリー賞を受賞。息の合ったコンビぶりを見せてくれた。かつてのゴールデンバッテリーの一打席対決はどうなる?
■対決するレジェンド
ソフトバンク:西村龍次氏
ヤクルト;古田敦也氏