ジョセフHC&堀江主将が語る。ルーマニア代表のスクラムにどう挑むか。 (1/2ページ)

ラグビーリパブリック

 破壊力抜群のスクラムを組むルーマニア代表を向こうに、ラグビー日本代表の堀江翔太主将は「バラバラにならないで…押したい」と話す。最前列中央のHOとして、FW8人のまとまりを醸成したい。

「(ルーマニア代表は)でっかくて、まとまって組んでくる感じがある。こっちをバラバラにしてこようとすると思う。それに対し、バラバラにならないで、まとまって押したい。(相手が組んでくる位置)身長も大きくて高いイメージはありますけど、試合になってみないとわからない。受け身にならず、スクラムでも攻めていきたいと思います」

 両者は6月10日、熊本・えがお健康スタジアムでぶつかる。9日に試合会場で前日練習を終えると、昨秋就任のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ(HC)は「相手はでかいので、ジャパンとは違ったスクラムを組んでくる。ですが…」。長谷川慎スクラムコーチが唱える8人一体型のシステムを信頼し、その実行度合いを見たいと言った。

「自分たちの高さで組めれば、互角で戦える。どのチームにも、いいスクラム、悪いスクラムが起こる。悪いスクラムが起こった時、それが続かないようにコントロールするのが大事だと思います」

 

 2014年11月に敵地で対戦して以来の顔合わせ。当時は18-13で白星を挙げたものの、大型選手の組むスクラムに難儀していた。今度とて先方は、その持ち味に自信を抱く。昨秋ジャパンはジョージア代表にやや押し込まれたが、長谷川コーチいわく「たぶん、ルーマニア代表の方が強い。ここで日本代表の位置、やらなくてはいけないことが見えてくる」。ここで耐えきるには、堀江の言う「バラバラにならない」「攻める」という意志が必要か。

 第3列にはリーチ マイケルら現体制下初招集選手もいるが、堀江は「第3列の選手にもスクラムファーストと言っている」。事がシナリオ通りに進まない可能性を認識しつつ、「予測している通りになれば…」と仲間を信じている。

「ゲームになって、ついつい(スクラムの)外の方へ意識が…ということもあるかもしれない。ゲームは、予測していないものが起こりうるものなので。ただ、個人の責任として、やってもらっている状態です」

 一方、スクラムそのものの回数を減らしたいとも考える。

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