1日1分の認知症対策 脳の活性化を促す「健脳」習慣のススメ! (1/3ページ)
■運動は「末端」を意識すると認知症予防になる!
自ら老人たることを知るものは少ない――。
これは、フランスの文筆家ラ・ロシュフコーの言葉だ。「まだまだ大丈夫」と思っていても、自分が気付かないうちにやってくるのが「老い」だ。
それとともに、いつの間にか認知症や認知症の予備軍になってしまっている、という人も少なくない。本人が健やかに暮らし続けるため、家族に苦労をかけないためにも、やはり認知症は予防したいところだ。
そんな認知症予防の対策法が書かれている一冊が『死ぬまでボケない 1分間“脳活”法』(帯津 良一、鳴海 周平著、ワニブックス刊)だ。
同著によれば、認知症を予防するために
・からだを動かすこと
・食生活に気をつけること
・心にいつもときめきを持つこと
この3つのことを意識することが大切だという。
3つめの「ときめき」とは、新しい体験や変化、心穏やかな時間などが挙げられる。
これらを意識して生活の中に取り入れれば、脳が活性化し、認知症になりにくい「健脳」でいられるという。
この3つは、一見すると当たり前のことのようだが、その「当たり前のこと」を習慣づけるのが、実際にはなかなか難しい。
だが本書で紹介されている「健脳」になるための脳活法はそのどれもが1分で気軽にできる簡単なものばかりなので、習慣づけもしやすい。
本書は「運動」「食生活」「心がけ」の三つの項目に分けられ、全部で27のエクササイズが紹介されている。