これって病気? 生理中の黒い血の原因は○○だった! (1/2ページ)

マイナビウーマン

これって病気? 生理中の黒い血の原因は○○だった!
これって病気? 生理中の黒い血の原因は○○だった!

生理の血がいつもより黒い……。ふとナプキンを見て、そんな不安を抱いたことはありませんか? その原因がわからないからこそ、いつもと違う状態は心配になってしまうもの。では、安定して正常な経血の状態を保つには、どんな取り組みが必要なのでしょうか。そこで今回は、産婦人科医の尾西芳子先生に「黒い経血の原因と、経血の色を正常に保つ方法」について解説してもらいました。

■正常な経血の状態とは?

そもそも経血の状態が正常かどうかを判断するには、どんなポイントをチェックすればいいの? まずは、正常な経血の「色と量」について、教えてもらいました。

医学的な基準では、色は「赤~赤褐色」、量は「20g~140g」が正常とされています。生理の量はかなり個人差が大きいので断定はできませんが、1日3~4回ナプキンを変える程度であれば普通でしょう。

■生理中、黒い血が出る原因って?

正常な経血の色は赤~赤褐色だということ。でも、時折少量の黒い経血が出てくることはありませんか? ここでは、黒い経血の原因や病気の危険性について、解説してもらいました。

◇経血が黒くなる原因

黒っぽい経血に驚く女性もいますが、その原因は「血液は空気に触れて酸化すると黒くなるから」。これは、かさぶたが黒いのと同じメカニズムです。経血量の多い生理2~3日目は、経血が一度にどっと流れ出ますよね。この状態では酸化をせずに流れ出るため、赤っぽい色をしています。一方、初日や終わりかけなど、経血が少量になるとどこかにとどまっていたり、ゆっくり流れ出るようになったり……。その間に酸化が起こるため、黒っぽい経血が見られるのです。

◇病気の危険性は?

生理初日や終わりかけに黒い経血が出たからといって、病気ということではありません。ただ、生理以外の時に黒い血が出たり、生理が1週間で終わらず、黒い経血の出血がだらだらと続いたり、という場合は子宮筋腫や子宮のポリープ、子宮頸がんや体がん の可能性も考えられます。これらの症状が見られる場合は医療機関を受診するようにしましょう。

「これって病気? 生理中の黒い血の原因は○○だった!」のページです。デイリーニュースオンラインは、女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧