【プロ野球】甲子園一番乗り! 琉球の風を吹かせる沖縄・興南高校出身の現役プロ野球選手は? (2/2ページ)
■高良一輝(日本ハム/投手/23歳)
大城の1学年下の高良一輝は今季がルーキーイヤー。興南は3代連続でプロ野球選手を輩出していることになる。
高校時代は1年夏からベンチ入りし、登板機会こそなかったが、夏の甲子園優勝を経験。3年生になると最速141キロを記録し、常に沖縄の注目投手の一角だった。
九州産業大進学後にさらに実力を伸ばし、リーグ戦通算で33試合に登板し、16勝1敗、防御率0.76の圧倒的な数字を残した。2年秋の九州大学野球選手権の決勝では日本文理大を相手にノーヒットノーランを達成。
最速148キロに到達したストレートにスライダー、スプリットを繰り、九州ナンバーワン右腕の呼び声も高かった。プロ入りに際してはドラフト3位での指名となったが、そこまで順位を落としたのは、4年春に右足を痛め、秋まで登板が空いた影響。九州・沖縄の野球ファンが1軍デビューを待ち望む逸材だ。
(成績は7月17日現在)
文=落合初春(おちあい・もとはる)