天才テリー伊藤対談「谷 隼人」(2)周りの人たちって大変でしたよね? (1/2ページ)

アサ芸プラス

天才テリー伊藤対談「谷 隼人」(2)周りの人たちって大変でしたよね?

テリー でもね、確かに健さんのすごさはわかっているんですけど、実際に会ったり、あとでいろいろ話を聞くと、周りの人は大変だったんだなと思って。

 まあ、確かにいろいろありましたけどね。

テリー 実は、僕がよく行く代官山の洋服屋が、たまたま健さんも懇意にしていたお店だったらしくて、ある日行ったら店内に健さんがいらしたんですよ。で、僕を見つけたら立ち上がって、つかつかと歩み寄ってきて、例の感じで「高倉です」って深々と頭を下げて挨拶されちゃって。

 それがまさに健さんじゃないですか!

テリー いや、健さんにそんなことされちゃったら、こっちも気を遣うし、とりあえず直立不動でいるしかないじゃないですか。大スターは、ちっぽけな僕のことなんか無視してくれていいんですよ。

 そんなこと、健さんは絶対にしませんよ。

テリー あと、もはや伝説の「雪山での撮影でストーブにあたらない」話もそうですよ。「スタッフが寒い中で一生懸命働いているのに、俺だけストーブにあたってられるか」という、一見いい話なんですけど、スターの健さんがあたらなかったら誰もあたれないじゃないですか。

 「網走番外地」のロケの時は、もちろん、あたれませんでしたよ。

テリー でしょう。それ、他人のことをちっとも思ってないじゃないですか。

 健さんは、そうは言っても衣装の下に暖かいインナーをちゃんと着てるんですよ。俺らはペラッペラの薄い衣装だけだから、もうキツかった(苦笑)。

テリー それってある意味、無言の圧力になっちゃってますよ。その理屈でいくと、健さんが夜遅くまで働いてたら、周りの出演者やスタッフも帰れないじゃないですか。

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